もともと受験とは縁遠かった我が家ですが、息子が成長するにつれ、より良い教育環境を目指すのも一つの選択肢かもしれないと思うようになり、年中の秋頃から小学校受験について検討を始めました。家庭学習から始めた後、やはり幼児教室で専門の先生に見ていただいた方が良いのではないかと考え、大手のお教室を含めいくつか見学に伺いました。最終的に、自宅から通いやすく、体験授業で丁寧に見てくださったエミール幼児教室に通うことにいたしました。試験までに準備が間に合うのか不安でしたが、体験の際に先生が「今から１年間あるので頑張れると思います」と言ってくださったことも後押しになりました。

初めての受験で右も左も分からなかったため、家庭学習用の問題集や学習量、その他に取り組んだ方が良い内容など、逐一相談させていただきました。周囲に受験をする知人もおらず、悩むことも多くありましたが、先生のおかげでやるべきことが明確になりました。また、夫婦ともに仕事を持っていることにも理解を示してくださり、息子と過ごす時間が短いなりの工夫について助言くださったことも大変心強く感じました。

当初は国立専願で考えていましたが、本番までに試験の雰囲気に慣れることが大事というアドバイスをいただき、また抽選がなく確実に試験に挑戦できる場を用意したいという思いもあり、私立も出願することにしました。結果、国立の抽選にも恵まれ、私立・国立ともにいくつかの学校からご縁をいただくことができました。

通い始めた頃の評価表はペーパーも制作や絵画も△ばかりだったところから、徐々に応用クラスでも通用するようになったのは、先生方が親子ともに手厚く支援してくださったおかげに他なりません。特に、授業後の会話や、お電話での励ましのお言葉が精神的な支えになりました。最後の試験直前の３週間は気が遠くなるほど長く感じましたが、やるべきことを淡々とやるしかないという先生の言葉を信じ、家族一丸となって乗り切りました。

受験を終えて小学校生活の入口に立つことができましたので、実りある６年間になるよう、引き続き家族で協力して取り組んでいきたいと思います。お世話になった先生方、今まで本当にありがとうございました。